哲学を学ぶことで見えてくることの一つが、自分の人生を制限しているのは環境でも、状況でも、相手でもなく、自分でしかないと言う事です。
先日、ご一緒した若い女性が、話していたら、しくしく泣き出しました。
聞けば、結婚するつもりで付き合っていた男性にふられたんだとか。
そしてね、
「私はもう、幸せな結婚はできない」とか
「愛される資格が私にはない」とか
言い出しました。
ブルゾンちえみがその場にいたら(ちょっと古くてごめんなさい)きっとこう言ったでしょう。
「地球上に男は何人いると思っているの?
…35億。
…あと5000万人。」
具体的な出来事をわずかばかりの自分の経験や、ステレオタイプ的な視点から一般的な概念や主張、事実と混同する「一般化」は、人生に制限をかける思考パターンの一つです。
うちの上司は…
うちの旦那は…
近頃の若い者は…
若い人にだって、素晴らしい人はいっぱいいるのにね。
そういえば
「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」
という発言が最近物議を醸していました。
近頃、心から思います。
人として強くあるために、優しくあるため、寛容であるために、愛情深くいるために、「思考力」って本当に大事だって。
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