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普通に生きているとアクセス出来ない領域

こんにちは、西洋哲学塾 塾長の山田です。

人が何らかの能力を身につけ、秀でていくために必要なことについて考えてみます。


例えば、ゴルフをうまくなりたいと思ったときには、何を習得することが必要でしょうか?

初心者がまず考えるのは「どんな道具が良いか」とか「どのような教材が良いのか」「どの先生が分かりやすく教えてくれるのか」といった知識の部分。

「what」の部分です。
これらは、誰でも手に入れられるもの。

少し馴染んでくると、スイングのフォームやどんなトレーニングをすれば良いのかみたいなところに興味を持ちます。

これが「how」の部分。
本気の人はレッスンプロに学んだりして積み上げていきます。希少性は少し上がっていきますが、本気になればアクセス出来ます。

でも、本当にコースで結果を出したいと思ったら、さらには、大会で結果を残したいと思ったら、それだけでは不十分。

結果を出すために本当に必要なこととは何でしょうか。


それは、勝ち続ける勝負師のマインド。

千変万化する環境の中で、打ち手を選択する自分のマインドのありかた、勝負自身をメタ認知する視座。

いうならば「なぜそうするのか」という「why」の部分です。

多分に感覚的なところもありますが、本当の強者は、この「why」の視座で「how」も「what」も決めていきます。

そうすることで、打ち手の精度や、そこにこもる意味の深さ、変化への対応力は圧倒的に深くなり、時に「運」の流れまで左右していくことになります。

これらは、非常に抽象度の高い話であり、普通に生きていてもなかなかアクセスすることは出来ませんし、アクセス出来たとしても、なかなか受け取る事は出来ません。


このようなことを考えたとき、私たちが仕事や人生で結果を出していくために本当に身につけるべきものが分かってきます。

「何を学ぶか」ではなく「どのようにやるか」でもない。

それらを超えて、「なぜそのようにするのか」という強者の視点、勝負師の感覚みたいなもの。

それにどうアクセスするか、どのように受け取っていくか、というところが、仕事や人生の質を決めていきます。


西洋哲学の考え方をベースに異次元の結果を出し続けてきた伝説のセールスマンを源流とする「西洋哲学塾」では、こうした「強者の文脈」もシェアされていきます。

「西洋哲学」と「強者のマインド」は表向きこれらは直接的に繋がるものではありません。

むしろ、哲学は人生に思い悩む「弱者」に対し、答えを与えてくれるような学問という認識が世の中の大勢を占めています。

でも、よくよく見ていくと、学問の頂点である哲学という世界の天才達の議論の鉄火場で研ぎ澄まされてきた考え方は、

ビジネスや競技など競争の世界で磨き抜かれた頂点に立つ人達の思考と非常に親和性が高いものであることが理解できます。

そして、それらは、西洋哲学と同時に学ぶことで、凡人の思考に汚染されず、より純粋な形で受け取る事が出来ます。
そのような環境を「西洋哲学塾」ではご用意しています。


単なる哲学のお勉強ではなく、現場で活きていくために「強者の文脈」をインストールし、哲学を仕事や人生に活かしていくというのが「西洋哲学塾」の趣旨であり他にはない大きな特徴。

普通の人(弱者)にとっては、時に残酷に聞こえる場合もあるかもしれませんが、他者に対して本当の意味で強く優しくなるためには、不可欠なものです。

ということで、8月にまた公開体験会(プレビューセミナー)を行いますので、どうぞお楽しみにしておいてください。

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この記事を書いた人

クレメンティア代表世話人及び「西洋哲学塾」塾長。

普段は「エグゼクティブコーチ」として、上場企業から気鋭のベンチャー企業までシニアリーダーのリーダーシップ学習を支援。現代哲学に基づくクライアント自身の視座が上がるコーチングが特徴。「東京哲学会議」特別貢献会員。

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