存在 A– Author –
存在 A
(プロフィール非公開)
講師陣の中でもっとも哲学者の思考に近い存在。
その血も涙もない論理展開は聞いている者を「ロジカル・ハイ」の世界に誘い、貼り付いている常識を引き剥がし、聞く者の思考を再構成させていく。
しかし、その根底から感じられるアツい想いが聞く者に中毒性をもたらしたりもしている。
時折、聞こえてくる異世界からのロジックをどうぞお楽しみください。
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Win-Win の魔力
「七つの習慣」によって広まった言葉として、第四の習慣である「Win-Win」があります。 自分が勝ち、相手も勝たせる。 しかしこのWin-Winという言葉自体から、損得を基準とした価値観が滲み出ているように感じるのは自分だけでしょうか。 今はお互いにメリ... -
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モナ・リザの最優先事項は何か
私たちは視覚を通じて何かを見る時、近くにあるものほど大きく見え、遠くにあるものほど小さく見えます。 一つの視点で物事を見ると、良くも悪くも見る対象に強弱がついてしまう人間の性質。 そんな当たり前のことをわざわざ概念にしたのが「遠近法」です... -
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第0(ゼロ)の創造
目標を設定し、終わりを明確にすることは、マネジメント、コーチング、成功哲学、自己啓発とジャンルに限らず、何かを達成するときの鉄則と言われています。 今回の第二の習慣は「終わりを思い描くことから始める」ということで、今回のテーマは「終わり」... -
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わたしは「わたし」をコントロールできるか
全てのものは疑うことができても、自分がそのことを考えている時点で「私は確かに存在する」ということだけは言える、という考え方を示した「我思う、ゆえに我あり」という言葉。 ここから始まった近代的な思考法は、人間が神に依存する存在ではなく、自ら... -
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安定の魔力
「7つの習慣」の読書感想文続きです。 山田さんは【哲学mini探求01】で同じ近代哲学の考え方として「弁証法」を紹介していました。 ある主張(テーゼ)には必ず反論(アンチテーゼ)が生じ、それを踏まえて乗り越えた先に上位の思考(ジンテーゼ)にたど... -
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人格主義と近代
「7つの習慣」という、全世界で3,000万部、日本でも累計200万部を売り上げ、ベストセラーとなった本があります。 世界で最も影響を与えたビジネス書の一つと言われているそうです。 この本は、成功について考えてみるにはまさに相応しい題材だと思いまし... -
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人間と人工知能は分かり合えるのか?
人工知能。Artificial Intelligence。略称 AI。 かなり普及してきた感のあるAIという言葉。 AIに関する話題は様々なところでなされて、AIに対する理解度は人によってかなりのバラつきを伴いながらも、ポジティブな内容とネガティブな内容の両方について主... -
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劣化コピー
コピー機で資料をコピーすると、わずかだが元の画像よりも劣化して印刷されることはご存知だと思います。 これは紙についての話ですが、このことは、その紙の上に書かれてている活字ついても言えることです。 活字が発明されてることによって人間の認識は... -
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多様性の誤解
「寛容さ」いう意味を持つクレメンティア。 今、このタイミングで寛容さをテーマとして取り上げているのには理由があります。 まず、寛容さとはどのような状態を指すのかについて、一つには自分の立場や思考に囚われず、他者の考え受け入れていくことが挙...
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