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お金は「教養」で儲けなさい

こんにちは。山田です。

こうして日々お伝えしている私たち講師も、日々学び続けており、考えをアップデートさせられるよう努めています。

昨日は(私たちの哲学の師である)(株)山本研究所、山本雄一郎さんがオーガナイズする「東京官学塾」の勉強会でした。

「官学」とは、その抽象度の高さ故に国(=官)によって庇護されてきた学問のこと。

「東京官学塾」では東京哲学会議で連携している駒場東大の総合文化研究科様からの情報提供により最先端の哲学などを学ぶと共に、東京藝術大学 様のご協力の下「美学」を、さらには、我が国教養主義の象徴である「文学」について、認識を深めるインプットとアウトプットを繰り返していきます。

さて、昨日は「教養」をテーマにした勉強会でした。

「哲学」という言葉と同様、現代的には「教養」という言葉も様々な文脈で使われており、最近では「お金は「教養」で儲けなさい」という本も出ている様子。

この情報化社会、コンセプトがプラグマティズム(実用主義)に汚染される速度たるや、本当に恐るべきものがあります。


もちろん、私たちは社会人ですから、最終的にそうなる(=お金が儲かる)のは大前提なのですが、しっかりと流れや本質的なところを押さえておかないと、知らず知らずの間に誰かの「私論」に飲み込まれ、いつの間にか道に迷ってしまいます。

大きな組織で働かれたことがある方ならなんとなくお感じになっていただけると思いますが、この「東京大学」という組織とのコラボレーションが本当に奇跡的なこと。

私たちは「官学」の学びを通じて、常に正統性の裏打ちされたあり方をしていたいと思いますし、そうした情報提供を今後とも続けてまいりたいと思っています。

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この記事を書いた人

クレメンティア代表世話人及び「西洋哲学塾」塾長。

普段は「エグゼクティブコーチ」として、上場企業から気鋭のベンチャー企業までシニアリーダーのリーダーシップ学習を支援。現代哲学に基づくクライアント自身の視座が上がるコーチングが特徴。「東京哲学会議」特別貢献会員。

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