こんにちは。田中直子です。
「このブログでは哲学、哲学って言うけれど、そもそも哲学って何をやる学問?」
という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
私自身、哲学を学ぶ前は「哲学ってどんなイメージですか?」と聞かれても何も出てこないほど、まったく知識がありませんでした。
試しに、Wikipediaで「哲学」を調べると、定義が7つも出てきます。
一部引用しますと、
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以下のように、文脈によって様々な意味をもつ多義語である
・知的探究活動全般・学問全般
・人文科学の一分野
・
・
・
・その他の用法もある
**
最後は「その他」でまとめられています (^^;
Wikipediaにも書ききれないくらい、様々な意味で使われている用語のようです。
私たちの普段の生活では、自己啓発書に書かれている内容や偉人の言葉を「成功哲学」と呼んだりしますが、クレメンティアで扱う哲学は、それとは別物です。
先日「哲学は学問のOS」という話をしました。
すべての学問の基礎になるものですね。
もともと哲学は、紀元前に「世界って、どのようにできているんだろう?」を探究するところから始まりました。
「なぜ、雨は降るんだろう?」
「なぜ、嵐が起きるんだろう?」
などなど、世界で起きることを疑問に思った人々が始めたわけです。
そこから哲学者たちは
「世の中の本質とは何なのだろう?」
「人生の真理とは何なのだろう?」
などを研究してきました。
「本質」とか「真理」と言われても、抽象的でイメージがしづらいですよね。
そのとおり、哲学では抽象的な「概念」を研究してきました。
抽象的なので、初めて触れる方にはとっつきにくく感じるのです。
次回以降、また噛み砕いてお話します。
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