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ポジショニングと安全確保

こんにちは、山田です。

「世界は言語によってつくられている」という哲学の理解が深まると、シンプルに理解出来てくることがあります。

それは「自分をどの位置に置くかということが全て」だということ。

いわゆる「ポジショニング」ということですが、それはみんなが思っているような「どこにポジションを取ると安全か」とか「生き残れるか」といった安易なものではなく
「どこにポジションを取ると影響力を持てるか」という、もっと力強いもの。


知人に海外子会社社長の立場からグローバルな海外事業のあり方について提言を行っているリーダーがいらっしゃいます。
私はこの方の大きなチャレンジを心から応援しています。

これは、本社側からすると不遜な取組ですし、すぐに理解されることでもありません。

一方で、より大きな視点から「会社のため」という「大義」の立場に立ち、それを握り続けている限り、負けることもありません。

こちらの提示する論点(風呂敷)が大きければ大きいほど、相手の担当者は受け身に回りますし(= いち担当者が一人で受け止めきれるものではないから)。


これをお読みの皆様についても、一人でお仕事をされている方はもちろん、何らかの組織に属していても、自分をどこのポジションにおくかはある程度自分でデザインしうるもの。

そして「影響力」を持つポジションというのは、必ずHOTで大いに汗をかかなければならないポジション。

それは「安全か?」「生き残れるか?」とは見かけ上無縁の世界ですが、自分からそのポジションに飛び込んだとき、結局はそこが一番の安全地帯であったということもよくあります。

ホットスポットには常に上昇気流が生じている。

皆さんはどう思われますか?

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この記事を書いた人

クレメンティア代表世話人及び「西洋哲学塾」塾長。

普段は「エグゼクティブコーチ」として、上場企業から気鋭のベンチャー企業までシニアリーダーのリーダーシップ学習を支援。現代哲学に基づくクライアント自身の視座が上がるコーチングが特徴。「東京哲学会議」特別貢献会員。

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