こんにちは。西洋哲学塾塾長の山田です。
西洋哲学塾は本日より6月講義が始まります。二か月目の開始ですね。
一ヶ月目の講義が終わった時点でのご参加の皆さまからの感想をいただきました。
思いのほか、多くの方からご感想をいただきまして、ビックリしています。
まずは、始めて哲学に触れられた方の感想から。
哲学の世界はシンプルではありますが、これまで生きてくる中で使ってきた思考とは方向性が違うので、やはり最初は戸惑いも大きいです。
でも、だからこそ、染み入ってきたときの影響度/変化の度合いが大きいのです。
それでは、皆さまの感想をどうぞ。
(記名OKの方のみ氏名を記しております)
今は、宇宙語?を聞いてるようで、ふわふわしてます。
今の私の脳と心は、コードでぐるぐる巻きの状態で、自分の狭い世界の経験からの価値感で物事を判断しています。
使ったことのない脳の裏側が目覚めた感じで、今までほんとに何も考えずに過ごしてきたと、悔しい思いでいっぱいです。
もっと早くここと出会いたかった。
でも今からでも遅くない、決断したその瞬間がベストなタイミングと思い、この1年でコードを解き、宇宙語?で感じ、リアルな世界で通用する言葉でアウトプットできるようになりたいです。
いや、なりますですね。
Facebook上の書き込みを読んでも、セミナーの途中でも「居心地の悪さ」より、私にとって「場違い」のような気がしていましたが、お茶会に参加して気持ちが和みました。
感想は「何も書けない」と思ってましたが、それはすっかり見抜かれておりました。
人としてこの先少しでも成長したいという目的の私にも、なんとかアウトプットできるようにやさしく誘導していただいていることに感謝しています。
前置きが長くなりましたが、セミナーの中でのワークにおいては頭がパニックになり、冷汗が出てきて、何も考えられない状態でした。
書き込まれてる文脈も理解不能なことが多く、よく耳にする「言葉」すら、意味がわからないまま使っていた自分がいて、今までいかに考えずに生きてきたかを感じました。
「人は過去から出来ている」という言葉が耳に残っています。
まずは目についたわからない意味の言葉を調べて文章の解読に臨んでいます。第1回目は自分の現状を認識した感じです。
(栗林 葉子 様)
一昨年前に経営大学院を卒業して、再度振り返る中でもっとも基本的な考え方が論理的思考でした。
クリティカル、ラテラル、ロジカルシンキングなど理解したようで理解ができていませんでした。
また別の基軸で、自分自身も企業勤めも長くなり、それなりに役職もあがり、見るべき領域が広くなる中で必要だと感じていたのが、上記の論理的思考と合わせて、コンセプチュアルスキルでした。
カッツ理論の中で言われているところですが、ざっくりいうと抽象化して1から10を知るようなスキル。
と表面では理解していたものの、改めてコンセプチュアルスキルとは何だろう・・・と考えている背景の中での今回の講義でした。
改めてこの1か月は、自分史上最大に「言葉」に頭を悩ませているなと感じます。
ただ正直まだ「デコード力」対しては、腹落ちできていない部分ではありますね。
「酒」とか「マウス」といった言葉を聞くと、自分の身近な具体的なものを想起して、そこからイメージが離れられずにいます。
ただもっとその言葉がもつ本質的なものを抽象度高く、その抽象度をそのままにとらえることができたら、多くの可能性などを引き出せるものかなとは感じています。
とはいえ、ただ奇抜なだけではなく、それを論理的に説明しろと言われるとまだまだ時間がかかりそうです。
あと個人の課題として哲学以外にも、歴史や宗教などについては全く疎く、最近興味を持ち始めているところです。
5月の講義で哲学の歴史を振り返りましたが、ルネサンスで神学から切り離され、スピノザによって心理学が切り離され・・・
政治の世界も似たような変遷を辿り、人類の過去から学ぶことは大きいなと感じたところです。
個人的には法律も、大陸法や英米法などあり、英米法は法律を制定していなくて、過去からの判例による帰納法的な考え方なんてことも、脇道それてかんがえていました。
振り返りというより感想ですが以上です。
西洋哲学塾には様々な方がご参加されています。
それらすべての方に何らかの意味を出していくのが哲学のすごいところ。
主催者としても「懇親会」が出来ないかわりに、オンラインでの少人数お茶会などを開催し、特に、はじめて哲学に触れる皆さまには手厚いサポートをご提供させていただいています。
このほかにも、まだまだ素敵な感想をいただいていますので、随時ご提供していきますね。少しでも雰囲気を感じていただければと思っています。
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